京大の英語の授業って何するの? 現役京大生が大学での英語学習の中身を教えます

どーも、ルピーです。
今回は、京都大学の英語の授業について紹介していきます。
京大の英語の入試は、重厚な和訳問題と英作文で有名ですよね。
でも、めでたく入学した後、どんな授業が待ち受けているか、一般の方はあまり知らないと思います。(ネットを検索しても全然情報が見つからない(^ ^))
京大を志望されている受験生の方はもちろん、高校生の皆さんは、ぜひ、大学での英語の授業がどんなものか期待を膨らませてみてください。
他大学の方は興味本位に知ってもらえたら嬉しいです(^ ^)
京大の英語学習のカリキュラム
京大では、一年生のときに、全学部共通で以下の2科目を履修します。
・英語リーディング
・英語ライティング&リスニング
タイトル通り、英語リーディングはリーディングを、英語ライティング&リスニングはライティングとリスニングに関する授業です。
学部・学科によっては、上級生の時に、「科学英語」や「技術英語」など、さらに英語の科目を履修するかもしれません。
英語リーディングとは?どんなもの読むの?
では、リーディングの授業で実際に何を読むのかというと・・・
これは担当教員の方によってまちまちです。
あるクラスでは、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を原文で読みます。
またとあるクラスでは、「Nature」や「Science」などといった学術誌を読みます。
クラスによって、科目の負担は結構違うみたいです。
だいたいのクラスが、なんらかの洋書だったり、英文のテキストを読むみたいです。
受験のときは、高校生が読んで解けるように配慮された文章にあたってきたので、そういう配慮のない生の英語に触れるのは新鮮な経験になるかもしれませんね。
英語ライティング&リスニングとは?どんな教材を使うの?
一方、英語ライティング&リスニングについてです。
この科目では、
主に授業中に、ライティングについての講義
宿題で、リスニングの教材に取り組みます。
リスニングの教材はGorillaと呼ばれていて、毎週1Unit取り組む必要があります。
Gorillaをサボり続けると単位がもらえません。
そして、学期末までに、前期には300Words以上のEssay、後期には1000Words以上のEssayを書くことが求められます。
これを聞くとなかなか大変そうですが、正直、結構ユルいので安心してください。
受験では120Wordsくらいが関の山で、分量のあるEssayを書くのは初めての経験になるかもしれません。
京大の単語学習ってどうなってるの?
単語学習は、「京大学術語彙データベース 基本英単語1110」という単語帳を使います。
これは英語ライティング&リスニングの教材として買わされる単語帳で、毎週、授業の冒頭で単語テストが実施されます。
学術英語に特化していて、学術論文でよく使われる単語が掲載されています。
個人的には、実際に、論文を読んだときに、この単語帳で学習した単語に出会ったり、数学や物理で使う用語の英語が載っていたりしているので、この単語帳は結構気に入っています。
まとめ
京大では、リーディングとライティング&リスニングの授業を履修します。
リーディングでは、洋書や学術誌など、生の英文テキストに取り組みます。
ライティングでは、300Words、1000Wordsの、分量の多いEssayを書き、
リスニングでは、毎週Gorillaと呼ばれる教材に取り組みます。
いずれも、受験英語からは脱却して、より学術英語に特化して授業が展開されます。
京大を受験される方は、ぜひ楽しみにしていてください。
最近のコメント